胸部外科教育施設幹事会議事録

日時 令和元年10月30日
場所 国立京都国際会館 (第72回日本胸部外科学会学術集会会期中)

幹事会冒頭で会長より今回の学術集会で U-40 や NEXT のパネル展示をする事の報告があった。これは若手ドクターの教育と次の各施設を背負っていける人材への情報発信が大きな目的となっている会という事を示している。
また、働き方改革、地域医療構想、地域の医師偏在の三位一体改革について不安や問題があるので教育施設協議会でこの問題に正視し、確認、検討していく。
神奈川県立循環器病センター田尻先生より前回幹事会の報告があった。
7/6 に横浜で行われ30人を超す方が参加されとても盛り上がった会となった。翌日の観光も横須賀というディープな所だったが、楽しんでいただいたと自負している。

議題

1. 第33回胸部外科教育施設協議会学術集会・総会について

徳永先生から第33回学術集会についての情報提供。2020年7月4日(土)5日(日)、JCHO九州病院で開催。九州らしいポスターにした。今年は田尻先生にして頂きとても面白い会になったので、来年もU-40、NEXTの先生方にも来ていただきたいと思っている。土曜の夜には「Kawamura Band」も来てくれる。(同級生がやっているのでお願いしたら喜んでとの返事をもらった)
若い人の参加を増やして今までの 1.5 倍にはしたいので、各施設で若い先生も誘って皆さんで来ていただきたい。

2. 学会中のブースの展示についての報告

① 夏の協議会で決まったようにパネル展示をしている。

「教育施設協議会とは」の図の説明。
また、全国の施設が網羅されている修練施設一覧を貼りだすので、若手の人は自分が行きたい施設を探すのに役立つのではないか。
千原先生には、今まで行われた会の見聞録を作って頂いた。今までどういう事をやってきたかというパネルになっているので見て欲しい。
20 周年記念誌のコピーを置いてあるので欲しい方は、持っていってほしい。
(山崎先生から「20 周年記念誌は HP に載せてある」との情報提供有り)
教育施設協議会のアドレスを置いてあるので、リクルート情報など若い人たちを呼び込む活動をしていきたい。
心臓血管外科 U-40 代表/田中先生が U-40 の活動を紹介し、アンケートを取って若手を取り巻く現状や率直な意見や要望もパネルにして載せているので是非先生方にも見て頂き若手の先生にも声をかけて頂きたい。
NEXT (Network of Exploration for Thoracic Surgeon U-40)という胸部外科学会の U40 の会が出来た。NEXT の紹介、呼吸器外科若手医師の会についての報告は竹ケ原先生がまとめて、同様にパネル展示をする。

② 展示期間中の展示場所でのトークやF2F情報提供について

時間がある人は 5 分でも 10 分でもパネルの所に行って、若手の先生が質問などを出来ると思うので、人がいれば行って声をかけて face to face で話をしてほしい。

3. 今後の協議会の方向性について

① HP

メディカルプラットホームから情報提供があった。
ホームページのアクセス状況から、リクルート情報を見ている人が多いことが分かる。
教育施設協議会のバナーを作ったので、どの病院の HP からもアクセスしやすいように、各病院の HP 担当の方に載せて頂けるか検討してもらってほしい。
HP を見に行きたいと思うようなアクティビティを作るという事が一番だと思う。
HP に手術ビデオを掲載するのは患者の許可をとる必要もあり難しいが、この先生の手術が見てみたいやこんな手術を見たいという希望があるならば、「いつ、どこの病院で、こんな手術をやる予定」という情報を載せ、若手の先生が直接病院へ見学希望の連絡をするという事が出来きるようになれば、いろいろな人がコンスタントに HP を見に行くのではないか。
この会が地域中心の情報発信を出来るような会になるといいと思う。

大学病院に所属しないという選択をした人は、出身地の地元に戻るなども含めて色々行き場所を探しているはずなので、教育施設協議会の HP 見ると全国のリクルート情報が分かるようになるといい。協議会が各施設から情報を集める際には、施設責任者が担当者に依頼しやすいようにメールで貰いたい。HP 形式を統一すると直ぐにアップできる。
HP の施設一覧の施設名をクリックするとその病院のリクルート情報にリンクする(年会費を納入した施設のみ。現在は大学病院もリクルート情報欄に載っているが・・今後はメンバー施設ではないので外していく)ようにしたら、施設がもっと積極的になるのではないか。
専門医制度は大学に押されているため、この先を危惧している。
施設によってロボット手術などアピールするものがあると思うので、それを HP に載せていくように考えていく。
施設担当者のメールアドレスは分かったが、事務/秘書のメールアドレスにも連絡をとれる方がいい。
最低でも 50 施設の情報を HP にあげるのが今年の目標。

② 胸部外科学会理事選

今年は理事選立候補者をたてなかったが、協議会からも一人でも理事を送り出したいので、心臓と呼吸器それぞれ 1 名ずつ選出して、これから 1 年をかけて準備していきたい。とりあえず今年は会長の坂本が監事として継続するので日本胸部外科学会の動きをタイムリーに把握することができるが、来年は理事の確保、またはオブザーバーの席を確保するなども考慮する必要がある。

③ 教育施設協議会が目指すもの

教育施設協議会は、日本胸部外科の傘下に入るのではなく独立した組織としてやっていこうという事で改名したが、独立するならアピールが必要だし、資金も必要となるので皆さんに協力してほしい。
日本胸部外科・教育施設協議会は独立組織として発信/情報提供できるシステムを作り、日本胸部外科臨床領域を最前線で支える会を目指す。地域最前線臨床医療を支えるという事をはっきりと目指すことでと今までと違った方向性を示し、評価を向上するべきだと考える。
今は任意団体だが、胸部外科学会も一般社団法人化していくし、この会も組織の発展を見据えて一般社団法人化したらどうか。(千原先生の提案)

胸部外科教育施設協議会
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