胸部外科教育施設協議会 会長
学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院 副院長
板東 徹
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
本協議会のHPをご覧下さり、誠にありがとうございます。2025年6月、熊本にて開催されました第37回胸部外科教育施設協議会学術集会にて会長に選任されましたので、皆様にご報告いたします。
本協議会は1985年に日本胸部外科学会指定施設協議会として発足し、2006年に日本胸部外科学会教育施設協議会、2018年に胸部外科教育施設協議会(Japanese Council of Designated Teaching Institutions for Cardio-Thoracic Surgery:略称J-CONNECTS)と名称を変更し、現在に至っております。発足以来、臨床第一線の市中病院の胸部外科医が交流を深めて、医療安全、医療経済、労働環境、チーム医療、若手外科医教育などの臨床的課題に対して一緒に取り組んで参りました。現在、胸部外科領域の医療の質の向上に寄与する活動を継続しながら、坂本前会長が注力して進めてきました、心臓血管外科専門医及び呼吸器外科専門医を目指す若手胸部外科医の臨床研修の支援と会員施設のリクルート活動支援を通じた臨床教育体制の充実を図る活動をもう一つの柱として積極的に取り組んでおります。 今後は、働き方改革や外科医数が減少する時代の流れの中で、高水準の医療の質を保ちながら、互いの知恵を出し合い、協力して胸部外科医の勤務環境・教育環境の改善を推進することで、職能団体としての胸部外科教育施設協議会の存在意義を確立していく所存です。 皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。